メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは内臓脂肪症候群ともいわれ、運動不足や食べ過ぎなど生活習慣の乱れからの肥満（特に内臓脂肪型肥満）がもとでの高脂血症、高血圧、高血糖といった動脈硬化の危険因子がいくつも重なった病態です。メタボリックシンドロームを放置していると動脈硬化が進行し、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症といった重大な病気を引き起こしてしまいます。
メタボリックシンドローム診断基準
- ウエスト周囲長
- 男性≧85cm
女性≧90cm - 上記に加えて以下のうち2項目以上
- ①高グリセライド血症 ≧150mg/dl
かつ/または
低HDコレステロール血症 ＜40mg/dl
②収縮期血圧 ≧130mmHg
かつ/または
拡張期血圧 ≧85mmHg
③空腹時血糖 ≧110mmHg
生活習慣病を予防するには
- 適正な量の栄養素（食物）をバランスよく食べる
- 日頃から運動習慣を持つようにする
- 十分な睡眠をとり、ストレスと上手に付き合う
- 喫煙者は禁煙に取り組む
- 非喫煙者は受動喫煙に気を付ける
- お酒は飲み過ぎないようにする
- 高血糖や脂質異常の方は、病気を進行させないための治療を早期に開始する
- 健康診断やがん検診などをきちんと受診する
当クリニックでは検査と問診からメタボリックシンドロームの評価を行い、患者さま個々のリスクファクターを洗い出し適切な治療（内服薬・運動療法・食事療法）を提案してまいります。
